弊社のウェブページの改善のためにクッキーを使用しています。弊社のクッキーポリシーをお読みください。

オンライン ヘルプ

スナップショットセンター (Snapshot Center)

注: この機能は、使用している NAS によって異なることがあります。

スナップショットセンター(Snapshot Center)は、ASUSTORがADM 3.3において打ち出した新機能です。新世代Btrfsファイルシステムを使用した強力なスナップショット機能を組み合わせ、スナップショットをより便利に管理、スケジューリング、復元します。また、Btrfsファイルシステムが作成したストレージスペースのスナップショットを管理すると同時に、既存のiSCSI LUNスナップショット機能を統合し、全てのスナップショットを表示することで、ブラウズと復元を容易にしています。

Btrfs ボリュームスナップショットに関するシステム要件:AS31、32、40、50、51、52、53、54、61、62、63、64、70、Lockerstor (AS65、66)、Lockerstor Gen2 (AS67)、Lockerstor Pro (AS71)、Flashstor (FS67)、Drivestor Lite (AS11TL)、Drivestor Pro Gen2 (AS33 v2)。

Btrfs について

Btrfs は複数の組織によって開発された新しいファイル システムであり、一部の ASUSTOR NAS モデルでもサポートされています。

  • すべての Btrfs ボリュームで、デフォルトによりメタデータのミラー化とチェックサム機能が有効になっています。
  • デフォルトにより copy-on-write 機能とチェックサム機能が有効になっていますが、性能を高めるためにこれらをオフにすることもできます。

スナップショットの作成:

Btrfsのスナップショットは、システム機能に影響を与えることなく効果的に作成し、ハードディスクグループのファイルデータを直ちにバックアップします。

ご注意:スナップショット機能をサポートするには、ハードディスクグループのストレージスペースをBtrfsファイルシステムとして作成する必要があります。ハードディスクグループを再作成する前に、データを他のハードディスクグループ又は他のデバイスにバックアップしてください。


スナップショットセンターは、スナップショット作成として以下の方法を提供しています。

  • スナップショットを手動で作成する: アイコンをクリックすることで、現在の時刻のスナップショットを作成できます。
  • スナップショットをスケジュールする: アイコンをクリックして、スケジュールバックアップを起動し異なるバックアップサイクルを選択します。スケジュールにより作成されたスナップショットのプリセット名は、作成した日付及び時間により命名されます。
    1. 単独:特定の日付及び時間を設定し、スナップショットの作成を設定できます。
    2. 毎日:最短5分間、最長12時間で1つのスナップショットの作成を設定できます。
    3. 毎週:毎週1日又は数日、定期的にスナップショットの作成を設定できます。

設定 :スナップショットをロックしたり、スケジュールを設定したりできます。スナップショットセンターは、256を上限に保存することが可能です。上限に達すると、スケジュールを終了するか、スナップショットセンターが最も古いロックされていないスナップショットを自動的に削除します。スナップショットがロックされている場合、スナップショットは自動的に削除されません。

ボリュームの使用量の合計がボリューム容量の 95% を超えると、ロックされていないスナップショットは自動的に削除されます。すべてのスナップショットが削除されても、最大使用容量の上限を超えた場合、新たにスナップショットは作成されません。(ADM 4.2以降対応)

ご注意:スナップショットの数が制限を超えています。全てのスナップショットがロックされている場合、システムはスナップショットの作成を停止します。ユーザーはロックされたスナップショットを手動で削除することにより、新たなスナップショットを作成できるようになります。

スナップショット について

  • 「スナップショット」機能は、撮影時のデータ全体の状態を記録するために使用される、同一ボリューム内に保管されたその時点のコピーです。
  • スナップショットは、少量の追加のストレージ容量のみを使用します。また、パフォーマンスに影響を与えません。
  • スナップショットを使用することで、ユーザーが誤って、スナップショット付きのボリューム上のデータを変更または削除した場合、スナップショットが実行されたときまでデータを素早く復元することができます。

スナップショットの管理:

スナップショットセンターには、現在保留しているハードディスクグループ又はiSCSI LUNのすべてのスナップショットリストが表示されるので、ユーザーはスナップショットの復元、編集又は削除が行えます。また、Shiftキーによって、複数のスナップショットの削除を行うこともできます。ハードディスクグループのスナップショットはプレビュー機能をオンにすることができ、ADMファイルマネージャーはこのスナップショットファイルをブラウズします。

ご注意:

  • スナップショットがプレビューするファイルは読み取り専用であり、修正できません。
  • プレビュー機能は、すでに作成を終え有効な状態にあるスナップショットのみサポートします。
  • 今現在、プレビュー機能使用時は、暗号化された共有フォルダをブラウズすることはできません。

スナップショットの復元:

ユーザーは、ハードディスクグループ又はiSCSI LUNを選んで復元できます。スナップショットを復元する前に、システムは復元前のバックアップオプションを提供します。ユーザーは復元する前に新しいスナップショットを作成するとともに、復元後にこのスナップショットを保存するかどうかを選択できます。

ご注意:

  • スナップショットのリカバリ中は、すべてのサービスが一時中断するため、NASの電源を切らないでください。また、スナップショットのリカバリ後、一部のアプリケーションではファイルまたはデータベースの同期作業を行うため、時間を要する場合があります。
  • WORM 共有フォルダーを含むボリューム・スナップショットは、元のデータを上書きしてリストアすることはできません。 (ADM 4.2.6以降対応)


参考

NAS 252 - ASUSTOR Snapshot Centerの紹介