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NAS 224

リモートアクセスの手動接続

NASのインターネットへの接続を手動で設定

2022-12-08

コースの目標

このコースを修了すると、下記のことができるようになります:

  1. ネットワーク装置を構成して、インターネット経由でNASにリモートアクセスをセットアップする。

前提条件

受講前提条件:

NAS 221 - リモートアクセス:EZ-Connectの使用

次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています:

DDNSサービスにサインアップし、ルータをセットアップする


概要

1. インターネットを使用してASUSTOR NASにアクセスする

2. ルータを構成する

3. EZ-Router を有効にする

4. DDNSサービスを構成する

4.1 DDNSサービスを利用する

4.2 IPv6 URLを使用したNASへの接続

5. 補注





1. インターネットを使用してASUSTOR NASにアクセスする

ASUSTORはユーザーに、インターネットを通してNASを使用しファイルにリモートでアクセスして、自分だけのプライベートクラウドを作成するための、素早く便利なソリューションに提供します。

互換性のないルータを使用している場合や、EZ-Connectを使用してリモート接続設定を完了できない場合、 以下の指示でルータを手動で構成してNASへのリモートアクセスを提供する方法について説明します。





2. ルータを構成する

ポートは、探している人やサービスを素早く見つけることができるという点で電話の内線番号に似ています。構内通信網のNASにインターネットのデバイスからアクセスできるようにするには、まずルータに正しいポートフォワーディングをセットアップする必要があります。このようにして、適切なポートを求める接続要求がインターネットから届いた場合、ルータは要求を向ける場所を知ることができます。
ポートフォワーディングを構成する前に、まずルータのIPアドレス、管理者のユーザー名とパスワードを書き留めてください。通常、ポートフォワーディング設定は、ルータの設定ページの次の見出しのどれかの下にあります。

  • 詳細設定
  • ファイアウォール設定
  • ポートフォワーディング
  • 仮想サーバー

次の例では、ASUSにより作成されるルータでポートフォワーディングをセットアップする方法を示します。


ステップ1

  • ルータのLAN IPアドレスをWebブラウザに入力します。ASUSルータのデフォルトのIPアドレスは192.168.1.1です。
  • 管理者のユーザー名とパスワードを入力してください。ASUSルータのデフォルトのユーザー名とパスワードは「admin」です。
  • 左側の[詳細設定]パネルで、[WAN]をクリックします。
  • [仮想サーバー/ポートフォワーディング]タブをクリックします。

ステップ2

  • [ポートフォワーディングを有効にする]見出しの傍にある[はい]ラジオボタンをクリックして、ポートフォワーディングを有効にします。
  • [サービス名]フィールドの下に選択した名前を入力してから、開きたい外部ポートの番号、NASのIPアドレスとポート番号を対応するフィールドに入力します。NASにアクセスするためにWebブラウザを使用する場合、ADMのWebページサービスを開く必要があります(デフォルトのポート: 8000)。以下の表で、各フィールドに入力する必要のある情報を示します。

サービス名 ポート範囲 ローカルIP ポート プロトコル
ADM 8000 192.168.2.6 8000 TCP

前述のように、この例でのNASのIPアドレスは192.168.2.6です。




3. EZ-Router を有効にする

EZ-Connect はADMのWebサーバー用の接続を開き、インターネットからのリモートアクセスを可能にします。リモートアクセス用の追加サービスを開く必要がある場合、以下の指示が役に立ちます。


ステップ1

  • ADMで、[設定]をクリックします。
  • [手動接続]を選択し、[アクティブ]ボタンをクリックしてEZ-Routerを有効にします。


ステップ2

  • [編集]をクリックします。 インターネットからリモートアクセスを開きたい場合は、ここでサービスを選択することができます。


  • 開きたいサービスがリストにないか、または自己定義したポートフォワーディングをセットアップしたい場合は、[自己定義]ラジオボタンをクリックし、必須フィールドに記入してください。





4. DDNSサービスを構成する

EZ-Connect サービスを有効にした後、ADM は Your_Cloud_ID.myasustor.com の DDNS サービスを有効にします。他の DDNS サービスを申請して、このドメイン名を通して NAS に接続することもできます。

myasustor.comはDNSチャレンジ(DNS Challenge)のサポートにより、NASの安全性がさらに高く、よりシンプルになりました。これにより、Let's Encrypt証明書で、態々ポート80を転送する必要がなくなりました。また、myasustor.comにはIPv6が追加され、よりよい環境に整えることができます。(ADM 4.1)


ステップ1


ステップ2

ADM 4.0:


ADM 4.1:



4.1 DDNSサービスを利用する

DDNSサービスを有効にすると、インターネットを使ってNASに接続する準備が整います。

  • Web ブラウザに https://YOUR_DDNS:ADM HTTPS port/ と入力し、NAS に接続します。


  • ASUSTOR AiMaster または他のアプリを Android または iOS 電話にインストールしてログインします。



4.2 IPv6 URLを使用したNASへの接続

IPv6がネットワーク上で利用可能な場合、IPv6 URLを使用してNASに接続することができます。

  • Web ブラウザに https://[Your_NAS_IPv6]:ADM HTTPS port/ と入力し、NAS に接続します。




5. 補注

インターネット上でリモートアクセスできるデバイスやサービスは、攻撃されるリスクにさらされています。ASUSTOR では、データの安全を確保するために次の措置を取ることを強くお勧めします。

  • デフォルトの管理者アカウントではなく、独自の管理者アカウントを作成する。
  • パスワードを変更する。
  • 出来る限り複雑なパスワードを使用する。
  • デフォルトの HTTP と HTTPS ポートを変更する。デフォルトのポートはそれぞれ 8000 と 8001 です。
  • 端末/SSH、SFTPサービスやその他使用しないサービスをオフにする。
  • 定期的にバックアップを取り、バックアップデータが最新であることを確認する。

ランサムウェアからデータを保護する方法の詳細については、ここをクリックしてください。


  • インターネットはデータを変換するためにポートを使用します。それぞれの固定ポートは、1つの特定アプリケーションまたはサービスでのみ使用されるように割り当てることができます。2台のコンピュータは、データにアクセスするために同じポートを同時に使用することはできません。
  • 設定と構成方法は、ルータ間で異なります。ポート設定の詳細な情報が必要な場合は、ルータの取扱説明書を参照するか、次のWebサイトにアクセスしてください。
  • 互換ルータのリストは、ここで見つかります。
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