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NAS 259

リモート同期 (Rsync)の実行方法

ASUSTOR NASでRsyncバックアップジョブを作成し、実行する方法を紹介します

2021-11-25

コースの目標

このコースを修了すると、下記のことができるようになります:

  1. Rsyncの基本的理解を深める。
  2. リモートASUSTOR NASにRsyncバックアップジョブを作成し、実行する。
  3. ASUSTOR NASでのRsync使用シナリオの理解を深める。

前提条件

受講前提条件:
なし

次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています:
該当なし


概要

1. Rsyncの概要

2. Rsyncを使用する

2.1 リモートASUSTOR NASでRsyncサーバーサービスを有効にする

2.2 ローカルASUTOR NASにRsyncバックアップジョブを作成する

3. Rsync:活用事例

3.1 集中型バックアップ(複数サイト用)

3.2 オフサイトバックアップ





1. Rsyncの概要

Rsyncは、ファイルとディレクトリをある場所から別の場所に同期化するために使用されるネットワークプロトコルです。 ブロックレベルの複製を提供し、常に変わっているファイルとデータでの使用に適しています。 ブロックレベルの複製を提供することで、Rsyncは増分バックアップを提供できます。 増分バックアップにより、連続したバックアップジョブ(最初のバックアップジョブの後)では最後のバックアップジョブから変更されたデータのみをコピーします。 例えば、10 MBのファイルに小さな変更を加えると、増分バックアップでは変更された部分のみがコピーされます。 2セットのファイル間の相違のみを転送することで、Rsyncはバンド幅使用量の大幅な削減に役立てられます。




2. Rsyncを使用する

次の例では、ローカルASUSTOR NASから異なるリモートASUSTOR NASにバックアップするためにRsyncを使用するプロセスを分かりやすく説明します。

ASUSTOR NASはRsyncサーバーとRsyncクライアントとして機能できますが、これはNASを集中型バックアップサーバーとして使用したり、NASを別のNASまたはRsync互換サーバーにバックアップできることを意味します。



2.1 リモートASUSTOR NASでRsyncサーバーサービスを有効にする

このセクションでは、Rsyncサーバーサービスを有効にしてから引き続きバックアップモジュールを作成し、バックアップジョブを保存します。 Rsyncを使用してバックアップする前に、ASUSTOR NASでRsyncサーバーサービスを有効にしなければなりません。


ステップ1

  • [サービス] [Rsyncサーバー]の順に選択します。
  • [Rsyncサーバーを有効にする]を選択して、[適用]をクリックします。
  • 最後に、バックアップモジュール見出しの下で[追加]をクリックします。


ステップ2

  • [新規バックアップモジュールの追加]ウィンドウが表示されます。 新規モジュールの名前を入力してから[閲覧]をクリックして、このモジュールのファイルが保存されるパスを選択します。
  • 完了したら、[終了]をクリックします。


ステップ3

  • バックアップモジュール見出しの下に、新規バックアップモジュールが表示されます。



2.2 ローカルASUTOR NASにRsyncバックアップジョブを作成する

このセクションでは、ローカルASUSTOR NASを使用してリモートASUSTOR NASにバックアップジョブを作成し実行します。


ステップ1

  • [バックアップと復元] [リモート同期]の順に選択します。
  • [リモート同期]タブの下で、[作成]をクリックします。


ステップ2

  • [新規バックアップジョブの作成]ウィザードが表示されます。 [転送モード]の下で、[ユーザーのNAS -> 別のASUSTOR NAS]ラジオボタンを選択し[次へ]をクリックします。


ステップ3

  • [サーバーアドレス]フィールドにバックアップするASUSTOR NASのIPアドレスを入力してから、[次へ]をクリックします。

注:暗号化された転送の使用を選択することもできます。 これを実行することにした場合、再同期アカウント情報だけでなくもう一方のホストのSSH接続情報を入力する必要があります。


ステップ4

  • バックアップするソースフォルダまたはファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

注:必要に応じて、ここで1対1つのフォルダ同期化の使用を選択することもできます。 1対1フォルダ同期を使用する場合、指定された宛先フォルダのすべてのデータはソースフォルダのデータと同期化されます(1つのフォルダのみを選択できます)。 両方のフォルダのコンテンツはまったく同じになります。 この機能を使用しないことにすると、選択したすべてのソースフォルダ(複数のフォルダを選択できます)は宛先フォルダに1つずつコピーされます。


ステップ5

  • バックアップするモジュールを選択し、[次へ]をクリックします。

注:ここで、セクション 2.1 で紹介したリモート NAS によって作成されたバックアップモジュールのリストを見ることができます。


ステップ6

  • [今バックアップする]を選択して、[次へ]をクリックします。

注:[スケジュールバックアップ]を選択して、定期的にバックアップを作成することもできます。


ステップ7

  • バックアップジョブの名前を[ジョブの名前を付けて保存]に入力し、[次へ]をクリックします。


注:ここで、さまざまなバックアップオプションの追加チェックボックスを見ることもできます。 これらのオプションは、次のように説明されます。

  • アーカイブモード(増分バックアップ):この機能を有効にすると、連続したバックアップジョブ(最初のバックアップジョブの後)では最後のバックアップジョブ(ブロックレベル)から変更されたデータのみをコピーします。 例えば、10 MBのファイルに小さな変更を加えると、増分バックアップでは変更された部分のみがコピーされます。 これにより、帯域幅の利用が大幅に削減されます。
  • 転送中にデータを圧縮:バックアップ時に、転送されているデータを圧縮し、それによって帯域幅の利用を抑えることができます。
  • ファイルメタデータを保存:このオプションを有効にすると、特定のファイルプロパティ(権限、拡張子、属性、所有者、グループなど)がファイルと共に宛先に送信されます。
  • スパースファイルレプリケーションのサポート:バックアップするデータにスパースファイルが含まれる場合は、このオプションを有効にするだけで対応できます。 通常、このオプションを有効にする必要はありません。
  • ミッションモード:相手側のサーバーの使用中に発生するさまざまな接続問題のために、バックアップジョブが停止することがときどきあります。 ASUSTORのミッションモードは接続試みの回数と接続試みの間隔を設定することで、バックアップジョブが正常に完了することを保証します。 これにより、IT管理者はバックアップジョブの設定を柔軟に行うことができるようになります。


ステップ8

  • 設定の最終要約に目を通します。 完了したら、[終了]をクリックしてこれらの設定を確認します。


ステップ9

  • [リモート同期]タブの下で作成したジョブが表示されます。 作成したジョブを選択してから、[今バックアップする]をクリックしてバックアップジョブを実行します。




3. Rsync:活用事例

ス次の例では、ASUSTOR NASと連動してRsyncを使用するベストプラクティスのシナリオを2つ紹介します。



3.1 集中型バックアップ(複数サイト用)

ASUSTOR NASは、複数サイト用の集中型バックアップサーバーとして使用できます。 集中型バックアップは、次の2つの方法で実行できます。


プルバックアップ

「プルバックアップ」の場合、複数サイトからのデータはバックアップのために集中型バックアップサーバー(NAS)に「プルされ」ます。 バックアップジョブは、集中型バックアップサーバーによりすべて初期化されます。 集中型バックアップサーバーはさまざまな時間にバックアップジョブをスケジュースすることで、潜在的な輻輳およびバンド幅の問題を避けています。



Rsyncサーバー

「Rsyncサーバー」で、NASは集中型Rsyncバックアップサーバーとして機能します。 バックアップジョブはすべて、それぞれのサイトにより初期化されます。 このセットアップの潜在的デメリットは、バックアップジョブを同時に初期化するサイト数が多すぎるため、輻輳およびバンド幅の問題を引き起こすということです。




3.2 オフサイトバックアップ

NASからのデータは、セキュリティをさらに強化する目的でリモートサイトへオフサイトでバックアップできます。 [バックアップと復旧]システムアプリの下にある[リモート同期]機能を使用して、別のASUSTOR NASまたはRsync互換サーバーにNASをバックアップすることができます。 オフサイトバックアップの主な目的は、環境災害、盗難、ハードディスクまたはその他のメカニズムの障害の場合に災害から復旧することです。 データがすでにオフサイトでバックアップされているとき、災害復旧は単純明快で直観的である必要があります。


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