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NAS 321

仮想ホストで複数の Web サイトをホストする

ASUSTOR NAS で仮想ホスト機能を使用して Web サイトをホストし、DDNS サービスを使用する

2022-12-14

コースの目標

このコースを修了すると、下記のことができるようになります:

  1. 仮想ホスト機能を使用して、ASUSTOR NASでWebサイトをホストする。
  2. ASUSTOR NASのDDNSサービスを有効にする。

前提条件

受講前提条件:

なし

次の項目についての知識を持つ受講生を対象としています:

Webサイトをホストする


概要

1. 固有のホスト名を取得する

1.1 静的IPアドレスを保有する場合

1.2 動的IPアドレスを保有する場合

2. 仮想ホスト機能を使用してWebサイトをホストする

2.1 Webサーバーを有効にして

2.2 DDNSサービスを有効にする

2.3 新しい仮想ホスト(Webサイト)を追加する





1. 固有のホスト名を取得する

仮想ホストをセットアップすることで、ASUSTOR NASで複数のWebサイトをホストできます。 ただし、仮想ホストをセットアップする前に、自分専用のドメインで登録するかDDNSサービスに加入することでASUSTOR NASの固有のホスト名を取得する必要があります。



1.1 静的IPアドレスを保有する場合

静的IPアドレスを保有する場合、自分専用のドメイン名で登録する可能性がもっとも高いと思われます。 登録する会社は、固有のホスト名に対してDNSサービスを提供することができます。 会社にユーザーのIPアドレスを提供するだけで、IPアドレスにホスト名をマップできるようにしてくれます。



1.2 動的IPアドレスを保有する場合

動的IPアドレスを保有する場合、ASUSTOR NASの固有のホスト名を取得するために無料のDDNSサービスに登録することができます。 無料のDDNSサービスを提供している会社は数多くありまが、 会社に登録した後、固有のホスト名を作成してからそれを動的IPアドレスにマップすることができます。 会社は、ユーザーのホスト名に常にマップされるようにIPアドレスを定期的に更新します。

EZ-Connect サービスを有効にした後、ADM は Your_Cloud_ID.myasustor.com の DDNS サービスを有効にします。他の DDNS サービスを申請して、このドメイン名を通して NAS に接続することもできます。






2. 仮想ホスト機能を使用してWebサイトをホストする

ASUSTOR NASは、NASで複数のドメイン名をホストするために仮想ホストをサポートします。 次の例では、仮想ホスト機能を使用してWebサイトをホストするプロセスを分かりやすく説明します。



2.1 Webサーバーを有効にして


ステップ1

  • ADMで、[Web Center] [Webサーバー]をクリックします。
  • Web サーバーパッケージと PHP パッケージを選択します。
  • [Webサーバーポートを有効にする][保護Webサーバーポートを有効にする]を選択します。
  • [また、EZ-Connect ポートフォワーディングを有効にします]を選択し、[適用]をクリックします。


  • 設定が正しく適用されていることを確認するために、ASUSTOR NASのIPアドレスをWebブラウザに入力して接続します。以下の図で示すように、「お疲れ様でした!」ページが表示されます。


  • このページは、ASUSTOR NASの「Web」共有フォルダにあります。 ASUSTOR NASでWebサイトをホストするには、そのサイトを「Web」共有フォルダにアップロードする必要があります。


2.2 DDNSサービスを有効にする

DDNSサービスに加入している場合、NASと共に使用するために固有のホスト名を作成することもできます。 次の例では、NASでDDNSサービスを有効にするプロセスを分かりやすく説明します。


ステップ1

  • ADMで、[設定] [手動接続] [DDNS]をクリックします。
  • [DDNSサービスを有効にする]を選択します。
  • ドロップダウンリストからDDNSプロバイダを選択します。EZ-Connect サービスが有効になっている場合、myasustor.com DDNS サービスを使用するよう選択することができます。
  • DDNSサービスにまだサインアップしていない場合、プロバイダを選択してから[Sign up now]リンクをクリックして登録することができます。
  • 必須フィールドの残りに入力し、[適用]を1度クリックして完了します。 DDNSサービスは、NASで正しく有効にされました。


DDNSサービスを有効にすると、インターネットを使ってNASに接続する準備が整います。

  • Web ブラウザに https://YOUR_DDNS:ADM HTTPS port/ と入力し、NAS に接続します。


  • ASUSTOR AiMaster または他のアプリを Android または iOS 電話にインストールしてログインします。



2.3 新しい仮想ホスト(Webサイト)を追加する

この機能を使用すれば、NAS で複数のWebサイトを同時にホストすることができます。


ステップ1

  • ADMで、[Web Center]をクリックします。
  • [仮想ホスト]タブをクリックしてから、[追加]ボタンをクリックします。


ステップ2

  • [仮想ホスト]ウインドウが表示されます。 必須フィールドに入力し、[OK]を1度クリックして完了します。 これでWebサイトはNASに正しくホストされました。
    • ホスト名:ここでADMのDDNS名を設定します。(例: CloudID.myasustor.com)
    • プロトコル:ここで HTTPS または HTTP を選択します。有効な証明書を持つDDNSホストを使用する場合は、HTTPSを選択してください。
    • 証明書:HTTPSプロトコル使用時に、ホスト名に対して有効な証明書を選択します。(ADM 4.2以降対応)
    • ポート番号:デフォルトは80または443ですが、まだ使用されていない他のポートを設定することができます。
    • フォルダ名:自分のウェブコンテンツやADM上の他の共有フォルダを含むフォルダを選択してください。
      注:ADMにインストールしたWebサーバーアプリのバーチャルホストを設定する必要はなく、ADM Web Centerから異なるWebアプリを同時に開くことができます。(例:WordPress、PhpMyadmin、など)。
    • ステータス:デフォルトで有効、変更で無効にもできる。


  • ADM上に他のDDNS名を設定できるIPがある場合、バーチャルホストに異なるホスト名を設定することができます。
  • 同じホスト名のバーチャルホストでも、異なるポートが必要です。


  • バーチャルホストを有効にした後、ウェブブラウザに https://[YOUR_DDNS]:[Port]/ と入力し、バーチャルホストのウェブサイトを訪問してください。


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